鳥取砂丘は、きめの細かい砂質や、起伏のある地形が月面に似ているとされる。その環境を生かし、宇宙産業の関連技術の実証実験を行える拠点「ルナテラス」を鳥取県と鳥取大が整備した。月面探査車の走行試験などを想定する。利用を希望する企業や研究機関を募り、鳥取砂丘から宇宙産業の発展を目指す。
ルナテラスには「月を照らす」「庭園、実験の場」という意味が込められ面積は約5千平方メートル。鳥取砂丘にある鳥取大乾燥地研究センターの敷地内に約4500万円をかけて整備した。月面を模した平面ゾーンや、起伏のあるゾーンに加え、研究テーマに応じて自由に造成できるゾーンも設けた。
