ほっぺに非常食蓄え→食べて買い足す…備蓄呼びかけキャラ「びちっく」誕生 兵庫県がキャンペーン

マスコットキャラクターに選ばれたリスの「びちっく」(兵庫県提供)

 兵庫県は、災害に備えて自宅での食料備蓄を呼びかける「ひょうご備蓄キャンペーン」のマスコットキャラクターを発表した。計380件の応募作品から選んだのは食いしん坊のリスのキャラクターで、名前は「びちっく」。スーパーの店頭などでPRする。

 県は今年9月と来年1月の2回、食品スーパーなどと連携して食料品の備蓄を促すキャンペーンを展開する予定。頰袋に食べ物を蓄えるリスをモチーフに、キャラクターのデザインと名前、フレーズを募集した。

 デザインと名前は大津市のひまりんさんの作品を採用。ほっぺに非常食を食べて買い足す「ローリングストック」を表す矢印マーク、バッグには72時間分の備蓄を呼びかける「72」の文字がある。

 フレーズは「そなえて食べよう! たくわえよう!」(神戸市、あおちゃんさん)▽「いっぱいたくわえヨー!」(同、衣笠莉世さん)▽「買い足して 食べて 備えて 防災(サイ)クル」(ひまりんさん)-の三つを選んだ。

 県は9月のキャンペーンで、備蓄食料品などの特設販売コーナーを設置する協力店舗を募っている。7月14日までに、県のホームページから専用フォームで申し込む。(金 慶順)

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