“北フランスのニース”サン・マロで黒犬と遊覧船に

こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。「オレが海の男だぜ!」とばかりに、抱っこされながらのカメラ目線は黒い悪魔犬、スキッパーキのスキです。今回も前回に引き続き“北フランスのニース”とも呼ばれる、ブルターニュ地方はサン・マロからお届けします。

ご近所のウミネコ曰く、「干満の差が最大12-13mにも及ぶこの地域では、干潮時に現れる海辺を歩くのもオススメ!」だそうです。

ブルターニュ地方の江ノ島的な。

宿の近く、サン・セルヴァン地区の公園。この日のブランチは青空屋根の下、海辺でピクニックをしました、、と言えば聞こえは良いですが、直射日光が暑すぎて15分とこの場所にいられずに日陰のベンチへと退避。

さて、せっかく海辺に来たので乗り込みましたよサン・マロ湾遊覧船。1時間半のちいさな船旅です。

Compagnie Corsaire

https://compagniecorsaire.com/destination/croisiere-baie-du-corsaire-baie-de-saint-malo-dinard/

もちろん、黒犬も一緒に。

初めての海、初めての遊覧船。君はその瞳に何を映すのか(途中から寝てました)。

船が動き出して、最初こそサン・マロ対岸にあるディナールの優雅な別荘地を眺めたり、

湾内にある要塞(ようさい)に感嘆したりしていましたが、この日は風が強かったためか、とにかく揺れる&デッキは強風のために身体が冷えてきます。

船酔いはしませんでしたが「遊覧」どころではなく、コースを半分過ぎたあたりでキャビンに戻りました。

黒犬もおやつタイム。

強風で疲れたのでしょうか、窓から差し込む午後の光の中で、波に揺られているうちにいつの間にか、一家全員誰もいないキャビンで寝てました。

いやー、久々にぐっすり寝ました。サン・マロのお昼寝遊覧船、おすすめします。

乗船待合室での黒犬スキ。

「よく寝たな!」

はい、船を下りたらサン・マロ旧市街を少し歩きましょう。

15世紀末から16世紀にかけて、ブルターニュ女公でありフランス王妃でもあったアンヌ・ド・ブルターニュが滞在したと言われる邸宅。

サン・マロ旧市街は12世紀に築かれた城塞にぐるりと囲まれていて、その壁沿いに町の外周を歩くことができます。

海に囲まれた景観も素晴らしく、外周はちょうどいい散歩道。

「オレは途中から歩き疲れたので、抱っこだけどな」

眼下のビーチでは、輪になってボール遊びをする男の子たち。たしか、こんな青春が自分にもあったような気がします。いや、きっとあったはず(希望)。

波打ち際のバー、Bar of Houls。バカンス前でまだすいています。翌日にここで海を眺めながらビールを飲もうと思っていたら、干潮で海面が遥か遠くになっていました。ここに来るなら夕暮れ時の方がいいのかも。人生に「あとで」はありませんね←どんな教訓?

というわけで、常に「今ここ」が100%。おつかれの悪魔犬と夕食に。

サン・マロ城向かいにあり、ノンストップ営業でいつでも頼りになるブラッスリー(飲食店)、CAFÉ DE L’OUESTに来ました。

CAFÉ DE L’OUEST

https://cafedelouest.maisonhector.com/

ゆで海老マヨネーズ。海老は一本500円近くしますが、日本円は忘れましょう。その価値があるほど美味しい海老でした。

ムール貝とフリット。本場のムール貝は小粒で旨みがあり、エンドレスに食べられます。

「ところでオレのごはんは、、(放心)」

ごめん、今日は持ち歩いてなかったね。早めに帰るので暫(しば)しお待ちを。

サービスの人たちもノリノリで(?)楽しい夕食でした。心の別荘地サン・マロ、近いうちに再訪したいです。

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