過去最多110か国が参列へ ロシアは招待せず 広島「原爆の日」平和記念式典

8月6日の広島「原爆の日」まであと1か月を切りました。ことしの平和記念式典は過去最多の110か国が参列を予定しています。

ことしの平和記念式典の会場には、去年のおよそ2倍に当たる7000席が設置されます。新型コロナ5類移行を受けたもので、先着順に座れる自由席を4年ぶりに設けます。

海外からは110か国とEU代表部が参列する予定で、2015年の100か国を上回り、過去最多となります。広島市は、ウクライナに侵攻したロシアに対しては案内状を出しておらず、式典とは別に被爆の実相に触れるよう求める書簡を送ったということです。

7日は、式典で「平和の鐘」をつく遺族代表と子ども代表、「平和への誓い」を担当する子ども代表が会見で抱負を述べました。

平和の鐘をつく遺族代表 角田礼奈 さん
「平和の鐘を鳴らす貴重な役割を担うことができることに心から感謝しています」

平和の鐘をつく子ども代表 戸坂城山小学校 6年 田中湊都 さん
「学校の代表としてがんばりたいです。よろしくお願いします」

「平和への誓い」を担当 五日市東小学校 6年 米廣朋留 さん
「1人でも多くの人に平和について考えてもらえるようにしっかりがんばって発表したいと思います」

「平和への誓い」を担当 牛田小学校 6年 勝岡英玲奈 さん
「二度と原爆を使ってはいけないという思いをもって平和への誓いを読み上げたいと思います」

広島市は「ことしの式典は混雑が予想される。安全検査を行うため手荷物はできるだけ少なくしてほしい」と呼びかけています。

© 株式会社中国放送