町元気になる秘密は フリーアナウンサー伊勢みずほさん講演 新井商工会議所青年部

講演する伊勢みずほさん

新井商工会議所青年部(妙高市下町、宮尾真紀会長)主催による地域活性化講演会がこのほど、同市上町の新井コミュニティセンターで開かれた。フリーアナウンサーの伊勢みずほさんを講師に迎え「行ってみずほは見た! 町(まち)が元気になる秘密!」の演題で行われ、市民ら約110人が興味深く聴講した。

同青年部は新井地域の50歳までの事業者で組織。マスコットキャラクター「るりっぴー」の作製など、地域を元気にする各種活動を展開している。

講演会は同実行委員会(福田一幸実行委員長)を中心に実施。コロナ禍により講演会のような開かれた活動が減ってしまった中、「再びまち全体が活動しやすくなる起爆剤に」と企画された。

講師の伊勢さんは仙台市出身。元BSNアナウンサーで、BSNテレビ「水曜見ナイト」メインキャスター、BSNラジオ「近藤丈靖の独占ごきげんアワー」アシスタントなどを務める。新潟市がん検診啓発アンバサダー、同市動物愛護協会理事。

講演で伊勢さんは、日本三大ラーメン「喜多方ラーメン」のまち・福島県喜多方市、カツ丼で町おこしをする福島県会津若松市、市内そば店とラーメン店がコラボして麺イベントを立ち上げた小千谷市などを事例に、実際に訪れ感じた経験から、元気になった町の取り組みや秘訣(ひけつ)を紹介した。

「わが町を愛し、行動に移せる人の存在が大事。行動しないとまちづくりにつながらない」と伊勢さん。「よそ者、若者、ばか者」の存在感、世代の垣根を超えるSNSの広がりなどにも触れ「妙高には素晴らしいものがたくさんある。どんどんPR、発信してほしい」と話し、メディアの活用を勧めた。

© 株式会社上越タイムス社