ゴマフアザラシ子獣公開開始 5周年のうみがたり 上越市

 上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」は7日から、今年3月11日に生まれたゴマフアザラシの子獣の一般公開を始めた。あどけないしぐさや好奇心旺盛な姿が来館者を魅了。開館5周年の節目に新たな人気者が加わった。

好奇心旺盛に来館者を見つめるゴマフアザラシの子獣に来館者はメロメロ

 子獣は同館で飼育している雄のアラシ(13)と雌のナノハ(14)の間に生まれた。上越では国内最高齢のジロー以来40年ぶり。これまではバックヤードで飼育し、モニターでその姿を紹介しており、この日が〝プールデビュー〟となった。
 子獣は毛が生え替わり、成獣を一回り小さくした見た目だが、プールの中の遊具に興味を示したり、初めて見る大勢の来館者をプールの中から見つめるなど、行動は子どもらしさを感じさせる。親子活動で訪れた直江津南小4年の永井安吾君は「大人のアザラシと大きさが違い、かわいい。また成長を見に来たい」と話した。
 同館は「今しか見られないかわいらしい瞬間を見に来て、ゴマフアザラシに興味を持ってもらえれば」と話した。今後、子獣の愛称公募を予定している。

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