広島の平和式典110カ国出席へ 参列、過去最多の見通し

広島市の平和記念式典で「平和への誓い」を読み上げる子ども代表に選ばれた米広朋留君(右)と勝岡英玲奈さん=7日午後

 広島市は7日、原爆の日の8月6日に平和記念公園で開催する「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)の概要を発表した。現時点で110カ国と欧州連合(EU)の代表が出席の意向を示しており、実現すれば100カ国とEU代表が参列した2015年の被爆70年の式典を超え、過去最多となる。

 核保有国は英仏が出席予定。中国は欠席し、米は調整中。事実上の核保有国のインドとイスラエルは出席し、パキスタンが欠席。北朝鮮は未回答。ウクライナ侵攻を理由に、ロシアとベラルーシは昨年に引き続き招待しなかった。

 式典は午前8時から50分間で、松井一実市長が平和宣言を読み上げる。

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