週末、広い範囲で大雨の恐れ 水蒸気量多く、警報級も

気象庁の庁舎=東京・虎ノ門

 停滞する梅雨前線の影響で、西日本から北日本では10日ごろにかけて雷を伴う非常に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は7日、土砂災害や河川の氾濫に警戒を呼びかけた。特に8、9日は九州北部や中国地方、東海、北陸など広い範囲で警報級の大雨となる可能性がある。

 6月末から7月初めに九州や山口県で記録的豪雨となった時と同程度の水蒸気が流れ込む見込みという。

 梅雨前線は8日には東日本から北日本に北上し、10日ごろにかけて本州付近に停滞。日本の南にある高気圧の縁を回って流入する水蒸気量が多く、前線の活動が非常に活発化する。線状降水帯発生の判断は難しく、状況に応じて「半日前予測」などを出す。

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