高木兼寛の功績学ぶ 中学生都内派遣へ結団式

 宮崎市高岡町出身の医学者「高木兼寛」の偉業を東京で学ぶ、同市の特別大使派遣事業が4年ぶりに再開する。本年度は市内8校の中学2年生8人と教職員らの計12人を派遣団に選出。同市中央公民館で4日、結団式を開いた=写真。
 1999年度から毎年派遣しており、2020~22年度はコロナ禍で中止していた。
 結団式では参加した中学生7人の名前が読み上げられた後、代表して高岡中2年の永山雫さん(14)が「生徒同士で高め合い、高木先生について多くのことを学びたい」と誓いの言葉を述べた。式後に高木兼寛顕彰会の中山芳教会長(86)の講話もあった。
 一行は8月1、2日、兼寛が設立した東京慈恵会医科大や成医会講習所跡などゆかりの地を視察する。

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