G7香川・高松都市大臣会合が開幕 メイン会場となるサンポート高松周辺の警備も強化

主要7カ国の閣僚らが「持続可能な都市の発展」をテーマに話し合うG7香川・高松都市大臣会合が始まりました。

初日の7日は地元・香川大学の学生らが、6月開かれた学生サミットでまとめた提言書を、会合の議長を務める斉藤鉄夫国土交通大臣に手渡しました。

提言では、持続可能な都市に発展するため「にぎわいあるまちなかづくり」や「環境に配慮した住み続けられる都市」など4項目を盛り込んでいます。

(提言した 香川大大学院生/日野田圭祐さん)
「ぜひ世界で香川・高松の取り組みを始め若者の意見を参考にしてほしい」

メイン会場となるサンポート高松周辺では、海外メディアのスタッフが訪れる中、警察官が警戒警備を強化しています。

(サンポート高松を訪れた人)
Q.いかがですか、雰囲気は?
「警察官が多いなって思いました」
Q.何があるか知っていますか?
「全然本当に知らないんですけど」

不審物への対策として、会場近くのごみ箱は一部を使用禁止にしています。

(記者リポート)
「メイン会場のたかまつ国際会議場は高松港の近くということもあって、港には、海上保安庁の巡視船などから警戒が行われています」

フェリーなどの定期船は通常通り運航していますが、海上保安庁ではプレジャーボートなどの運航自粛を呼び掛けています。

G7都市大臣会合は8日と9日、かがわ国際会議場で主要7カ国の閣僚らが議論を行い、共同声明を取りまとめます。また、各国の代表は直島や栗林公園への視察も予定しています。

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