全校児童の願い短冊に込め 七夕飾り24本設置 那須塩原の大山小

短冊が飾り付けられた笹竹を見上げる児童

 【那須塩原】市内で最も多い713人の児童がいる大山小で7日、全校児童が七夕の飾り付けに取り組んだ。青空の下、校舎前に24本の七夕飾りが立てられると児童から「すごい」と歓声が上がった。

 子どもたちに日本の伝統行事に親しんでもらおうと教職員が企画。職場体験活動で同校を訪れた西那須野中の生徒が短冊を用意し、ボーイスカウト日本連盟那須野営場がササ竹を提供。地域住民が金属パイプを組み立てて七夕飾りを立てかけるスタンドを設置した。

 児童は登校後に短冊に願いを書き、ササの葉に飾り付けた。2年稲田(いなだ)にこさん(7)は「新型コロナが心配なので『私と家族が毎日元気ですごせますように』と書いた」。6年松本悠里那(まつもとゆりな)さん(11)は「『1年間、健康にすごせますように』と書いた。みんなで協力してできた」と話した。

 七夕飾りは7日夕に片付けられ、8日に三島5丁目の三島神社でおたき上げを行う予定。

 

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