静岡バイパス事故8人死傷 橋げた落下 過去に広島でも…

6日、静岡のバイパス工事現場で橋げたが落下し作業員など8人が死傷する事故が起きました。高架の工事をめぐっては過去、広島でも大事故が起きていました。

6日午前3時すぎ、静岡市の国道1号静清バイパスで高架化工事中に橋げたが落下しました。橋げたは長さ65m、重さは約140tで、基礎部分の鉄骨をずらして橋げた部分にはめ込む際に何らかの理由で落下したと見られています。

警察や消防によりますと作業員など8人が巻き込まれ2人が死亡しました。

過去には県内でも…

32年前、アストラムラインの建設中、重さ約60tの橋げたが約10m下の道路に落下。信号待ちをしていた車11台が押しつぶされ、15人が死亡しています。

今回の静岡の事故を受け国土交通省は、国が発注した全国の高架道路工事のうち橋げたをかける作業をしている全ての工事を一時休止し安全点検を指示しました。

県内では現在対象となる工事は実施していないということです。

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