「特殊詐欺に関わった」交番に自首の男(33) 愛知県内のATMで100万円おろした疑いで再逮捕 広島

愛知県内のATMで他人のキャッシュカードを使って現金100万円を引き出したとして、無職の男(33)が再逮捕されました。男は6月、「特殊詐欺に関わった」などと言って広島市の交番に自首し、名古屋市の女性(63)からキャッシュカードを盗んだ疑いで逮捕されていました。

窃盗(払い出し盗)の疑いで再逮捕されたのは、住居不定・無職の男(33)です。

警察によりますと、男は6月9日、愛知県春日井市のATMで、不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使って2回にわたって合計100万円を引き出して盗んだ疑いがもたれています。

警察の調べに対して男は容疑を認めているということです。

男は6月、広島市内の交番を訪れて「特殊詐欺に関わった」などと言って自首。警察は、男が6月9日に氏名不詳者と共謀して名古屋市内の女性(63)からキャッシュカード2枚を盗んだとして、20日に窃盗の疑いで逮捕していました(7月7日処分保留)。

被害にあった女性の預金は合計390万円が下ろされていて、警察は残りの現金についても男が払い出したとみています。

男は「SNSで依頼や指示を受けた」という趣旨の説明をしているということで、警察は、男が報酬ほしさに特殊詐欺に関わったとみて、スマートフォンを解析するなどして、余罪や共犯関係について調べています。

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