350点ずらり 模型の世界/七戸・鷹山美術館でタミヤ展、8日から

内覧会で「エアロアバンテ」の実車に見入る参加者

 青森県七戸町の町立鷹山宇一記念美術館で、特別展「模型のタミヤがやってきた Part3」が8日から始まる。初期から近年のミニ四駆やプラモデルなど約350点を展示する。会期は9月3日まで。

 タミヤ(静岡市)は70年以上の歴史を持つ模型メーカー。会場にはミニ四駆、戦車、スポーツカーなどのプラモデル、ラジコンカーなどが並ぶ。ミニ四駆を本物の車として再現した「エアロアバンテ」の実車も8月6日まで展示。同8日からはラジコンカー「モンスタービートル」の実車を展示する。

 7日は開催式と関係者らによる内覧会を同館で行った。式典で同社の田宮俊作会長が「温かい気持ちで受け入れてもらい、うれしくてしょうがない。七戸をタミヤが応援するので、ぜひ東北の中で模型で一番の町になってほしい」とあいさつした。

 内覧会には愛好家や関係者ら約30人が参加し、細部まで丁寧に作られたプラモデルやミニ四駆に見入っていた。

 同展に合わせ、県内の愛好家でつくるアオモリプラモデラーズクラブが同町観光交流センターで7月8、9の両日、会員が所有する同社のプラモデル約100点を展示する。

 同展の入館料は一般1200円、高校・大学生500円、小・中学生200円。開館時間は午前10時から午後6時まで(最終入館は同5時半)。月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)。8月14日は開館。

 同館では7月8、9の両日、同社社員によるギャラリートーク、同9日から9月3日までの間にミニ四駆工作教室を13回、8月5、19、20日にミニ四駆作りと走行体験のイベントを行う。工作教室、体験イベントは事前に予約が必要。予約、問い合わせは同館(0176-62-5858)へ。

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