沖縄知事、訪中「確かな手応え」 多面的な交流活性化へ

中国から帰国し、那覇空港で記者団の取材に応じる沖縄県の玉城デニー知事=7日午後

 中国から帰国した沖縄県の玉城デニー知事は7日、那覇空港で記者団の取材に応じ「多面的な交流の活性化に向けて確かな手応えを感じた」と述べ、自身が掲げる「地域外交」の成果としてアピールした。玉城氏は3日から日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平元衆院議長)の代表団らと北京を訪問し、李強首相と会談していた。

 李氏との会談で玉城氏は中国と沖縄の空路直行便の再開を要望。ビザ(査証)の取得手続きの簡素化も求めた。李氏からは「関係部局に解決方法を研究させたい」との回答があったという。

 玉城氏は「経済や観光、教育などあらゆる交流を促進していくことで、国の外交のサポートになる」と説明した。

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