IOCがアハマド氏に警告 アジアの会長選に干渉か

 8日にバンコクで行われるアジア・オリンピック評議会(OCA)の会長選挙を巡り、干渉しないよう停職中のシェイク・アハマド氏(クウェート)が国際オリンピック委員会(IOC)から警告を受けたと7日、AP通信が報じた。

 OCA会長選挙にはアハマド氏の弟と、元側近で世界水連会長のフセイン・ムサラム氏が立候補している。IOCの倫理委員会はアハマド氏がバンコクを訪れると聞いて「OCA活動への干渉とみなされる」と同氏に現地入りを再考するよう促す書簡を送っていた。

 国際スポーツ界に多大な影響力を持つアハマド氏は2021年、刑事訴訟を起こされてOCA会長を一時退任すると発表されていた。(共同)

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