新戦力が続々。ウガルテのPSG加入が正式決定

写真:PSGの今夏3人目の補強となったウガルテ ©Getty Images

パリ・サンジェルマンは7月7日、スポルティングからウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年間で、背番号は昨シーズンまで元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが着用していた4番に決定した。

移籍金の額は明らかにされていないが、スペイン『アス』紙電子版によると、総額6000万ユーロ(約93億8120万円)を5回の分割払いとし、ファイナンシャル・フェアプレーに接触しないようにするという。

ウガルテはウルグアイのフェニックスというクラブで15歳の時にトップチームデビューを飾り、2021年1月にポルトガルのファマリカンに移籍。同年8月にはスポルティングへとステップアップを果たし、2022-23シーズンは日本代表MF守田英正とボランチのコンビを組むなど、公式戦通算47試合に出場した。また、ウルグアイ代表の一員として昨冬のカタール・ワールドカップにも参加している。

ウガルテは移籍決定を受けて「重要な決断を下さなければならなかったので、この数日間はとても忙しかった。でも今日はとても幸せだ」と喜びのコメント。また、PSGへの移籍を決断した理由は次のように語った。

「まずはビッグクラブであること、そして多くのファンやクラブを支えてくれる市民がいること。昔から情熱的なサポーターがいるクラブが大好きだったから、そのことが僕の決断に大きな影響を与えた。そして、偉大なクラブのためにプレーしたいという思いもあった」

また、自分のプレースタイルについてはこのように分析している。

「僕はプレーに関わること、ボールを持つことが好きだ。でも、最大の特徴は常に全力を尽くすところだと思う。他のウルグアイ人プレーヤーと同様、精力的でアグレッシブなプレーを見せる選手だ。ピッチ上では常に全力を尽くして戦うよ」

そしてPSGでの抱負を次のように語った。

「まずはそれぞれの資質を持ったチームメートたちから多くを学びたい。僕は勝つことが好きだ。勝つためにここに来たんだ。このようなビッグクラブで自分のキャリアにおける大きな一歩を踏み出すことができるのは非常に喜ばしいこと。PSGのために全力を尽くしたい」

7月5日にルイス・エンリケ新監督の就任が決定して以降、補強の動きを積極的に進めているPSG。7月6日にはスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルとスペイン代表FWマルコ・アセンシオを獲得しており、今回のウガルテ加入は彼らに次いで今夏3人目の補強となった。

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