朝乃山、初日は明生 大相撲名古屋場所 2日目は平戸海

朝乃山

 日本相撲協会は7日、大相撲名古屋場所(9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の取組編成会議を開き、東前頭4枚目の朝乃山(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)の初日の相手が西前頭3枚目の明生(立浪部屋)に決まった。幕内復帰2場所目、役力士との総当たりも予想される番付で真価が問われる場所に臨む。2日目は東前頭5枚目の平戸海(境川部屋)と対戦する。

 初日の相手となる明生は過去6勝2敗と朝乃山に分がある。先場所は唯一、横綱照ノ富士に土をつけ、殊勲賞も獲得している強敵だ。先場所の対戦では朝乃山が攻め込まれるも逆転の突き落としで白星を手にしており、冷静に相撲が取れるかがポイントになる。

 2日目に当たる平戸海は、2016年春場所で初土俵を踏んだ同期生。先場所で初顔合わせとなり、朝乃山が地力を示して退けた。稽古好きで知られ、着実に力を付けてきた相手だけに、落ち着いて四つ相撲に持ち込めるかが鍵になりそうだ。

 朝乃山は9場所ぶりに幕内に復帰した先場所で12勝3敗とし、優勝の横綱照ノ富士に次ぐ成績を収めた。

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