トラブルが相次ぐマイナンバーカードを巡り、川崎市は7日、市内で自主返納数が前月と比べ約4倍に増えている状況を明らかにした。5月2日に市内で証明書交付サービスで別人の戸籍全部事項証明書が発行されるトラブルが発生したことを受け、市が返納数を調べていた。
市によると、市内の自主返納数は5月で11件だったが、6月は42件と急増した。市は、市内全7区で返納されるマイナンバーカードのうち、返納時の理由に「制度に対し懸念がある」といった回答があったものを自主返納として抽出した。
海外転出や期限切れといった理由も含めた3~6月の返納総数に、大きな変動はないという。