「夢に向かって努力を」京都出身のプロ卓球選手、母校の中学生に特別授業

プロ卓球選手の大島さん(右)と対戦する生徒=綾部市豊里町・豊里中

 京都府綾部市出身のプロ卓球選手、大島祐哉さん(29)=木下グループ=を招いた特別授業が母校の豊里中(同市豊里町)であった。全校生徒約90人を前に卓球の腕前を披露し「自分の夢に向かって目標を設定し、努力することが大切だ」と訴えた。

 大島さんは豊里小2年の時、兄将樹さん(32)の影響を受け地元卓球クラブで競技を始めた。2017年世界選手権男子ダブルスで銀メダルを獲得するなど、国際大会やTリーグで活躍を続ける。

 6月30日に同校を訪れ、将樹さんとの息の合ったラリーで会場を沸かせた。地元クラブに所属する2年生(14)ともプレーし、「肘をもう少し上げて」などと助言しながら汗を流した。

 生徒からモチベーションの保ち方を問われ、「日本代表になりたいと思って練習に励んできた。自分がどこに向かっているかを確認し、気持ちを奮い立たせることで目標を達成できる」と話した。

 対戦した2年生は「球の回転が早くて驚いた。目標を作って強い選手になりたい」と意欲を高めていた。

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