市議選挑戦の後藤祐樹 姉ゴマキから「応援してるから頑張れ」も応援演説は「厳しい」 EE JUMP〝再結成〟も望み薄

元モーニング娘。後藤真希(37)の弟で、タレントの後藤祐樹(36)が7日、千葉県八街(やちまた)市で会見を開き「八街市議選に挑戦するという意思を固めました」と、同市議選(8月20日告示、27日投開票、定数20)に無所属で出馬することを正式表明した。

〝後藤ゆうきしかできない改革〟のスローガンを掲げた祐樹は、街灯の少なさや道路の狭さ、子育て支援などの問題を挙げた。今年に入り、市議からの誘いで政界挑戦を決断したという。「個人の力で変えていくのは難しいが、変えていく自信が僕にはあります。いろんな問題があったというマイナスの部分もあるが、いろんな経験を経て、こうした活動ができている。過去の経験がストレートに伝わるような政治をしたい。ガラス張りの活動ができれば」と、過去の不祥事を自ら切り出した。

2000年に「EE JUMP」のメンバー・ユウキとして芸能界デビューした祐樹は、2002年に一度芸能界を引退。2007年には強盗傷害容疑で逮捕され、懲役5年6月の実刑判決を受けている。

2019年に、妻・千鶴さん(33)とともに八街市に移住。2022年にタレント活動を再開した。「僕自身過去にいろいろな問題がありまして、八街市という場所で結婚して住んでいたんですけど、住んでみると仲間ができ、支えられている。八街市民のいいところ。応援してくれて、支えられてました。お世話になった八街市、市民の皆様に恩返しができるような活動をしていければ」と、地元愛をにじませた。

姉の真希には、LINEで報告した。「姉からはですね…報告した際には、何もできないかもしれないけども応援してるから頑張れ」と返事があったという。ゴマキが応援演説に来る可能性については「事務所の関係があると思うので、厳しいと思います」と、選挙期間中のきょうだい競演は難しいとした。

EE JUMPのメンバーだったソニン(40)についても「できれば僕は来てほしいんですけど、新たな挑戦ということで。ただ、僕が芸能界をやめてから一度もまだお話したことがない。むしろ、僕のことはあまりよく思っていないんじゃないかと思います」と話し、〝再結成〟についても望み薄だった。

指導を受けていた振付師の夏まゆみさんが6月21日、がんのため61歳で死去した。「いろんなサポートを受けて、芸能界というところでデビューさせていただいたにもかかわらず、自分自身の身勝手な行動で迷惑をおかけした。いろんな経験を踏まえて、あきらめない、最後まで自分自身をぶれずに貫き通すという気持ちで今はやりますので、チャレンジをしっかりものにして、夏先生にいい結果を御報告できればと思う」と当選を誓った。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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