中国語版「ムーラン」で主役の声を担当 香港出身歌手が死去 48歳、うつ病との闘いの末

香港出身の歌手ココ・リーさんが48歳で死去した。ディズニーによる1998年の名作アニメ映画『ムーラン』の中国語版で主役ムーランの声を担当したことでも知られるココが、うつ病との闘いの末、2日に帰らぬ人となった。

ココさんの遺族は3日、フェイスブックでこう声明を発表している。「ココ・リーを愛するすべてのファンと友人たちへ。大変悲しいお知らせです。ココは残念ながら数年前からうつ病を患っていました。長い闘病生活の後、最近になって病状が悪化しました」「彼女はこの29年間、歌とダンスで私たちに喜びを与えてくれただけでなく、国際的な音楽シーンで中国人歌手の新境地を開くために努力し、中国人のために輝くため全力を尽くしてきました」

キャリアを通して18枚のスタジオ・アルバムをリリースし、2000年のヒット曲『ドゥー・ユー・ウォント・マイ・ラヴ』で世界的に知られるようになったココさんは自殺を図り、昏睡状態で病院に搬送されたという。

同声明の中で遺族は、献身的な救助とケアをしてくれた医療スタッフへ向けて感謝を述べており、「彼女の明るい笑顔を分かち合い、人々に誠意を持って接し、優しさと愛を伝えてください。そして周りの人たちに彼女の愛と幸せを感じてもらいたいというココの願いを受け継いでほしいと思います」「ココがこの世界にいた時間は短かったですが、彼女の光は永遠に続きます!」と締めくくっている。

★「日本いのちの電話」相談窓口★ 厚生労働省は悩みを抱えている人に対して相談窓口の利用を呼びかけている。

◆ナビダイヤル0570・783・556(午前10・00~午後10・00)◆フリーダイヤル0120・783・556(毎日:午後4・00~9・00、毎月10日:午前8・00~翌日午前8・00)

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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