韓国ニュース番組で記者の横から傘を差す人物が 心温まる珍事にSNSで称賛の声集まる

雨天の中、傘を差さずにニュースを伝えていた記者にそっと傘を差しだした一般人の姿が注目を集め、その後日談が報じられたと、韓国メディアのwikitreeが伝えた。

チャンネルAという放送局で6月4日、パク・コニョン記者が光化門広場で雨天状況を中継。「私は1時間前から、ここソウルの光化門広場にいますが、今は目を開けるのが難しいほど強い雨が降っています」と説明した。

この時、突然右横から赤い衣服を着た男性が現れ、自身の差す傘の中に、彼女を入れてあげる様子が映し出され、偶然目にした視聴者はその優しさに感動したという。該当動画や動画キャプチャーは、SNS上ですぐに拡散され現在思わぬ注目を集めている。

そしてネットユーザーは「ほほえましい!」「人類愛最強」「かっこいい」「ちょっとロマンチック」「横を向いてるのも好感度が高い」などの好反応を見せた。

すると、チャンネルAのYouTubeチャンネルに記者のコメントが公開された。パク・コニョン記者は「この方は、私が傘を持たずに中継をしている姿を通りすがりにご覧になって、おそらく奥さまとご一緒に歩いていたと思うのですが、すっと近づいてきて、傘を横から差してくれました」と回想。「中継後、画面が切り替わってから<ありがとうございました>とお礼を言いました」とし、「記者生活をしていて、このようなケースは初めてだったので、実は少し驚きました」と明かした。

この日、彼女の電話は一日中鳴りやまなかったそうだ。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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