G7で提供した"マンゴー料理" 育てた施設利用者に振舞う「世界をうならせた料理に舌鼓!」

 G7関係閣僚会合が先月(6月)、日光市で開かれましたが各国の大臣らに提供された料理には栃木県内の障がい者就労支援施設で栽培された果物も使われました。

 会合が開かれたホテルでは7日、社会貢献活動の一環として栽培に携わった施設の利用者を招いて世界をもてなした同じメニューを振る舞いました。

 奥日光の高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」にやってきたのは、壬生町の社会福祉法人共育会が運営する障がい者就労支援施設の利用者やスタッフ合わせて10人です。

 こちらの施設では農薬の代わりに藍染の廃液を使ってマンゴーを栽培しています。ここで育てられたマンゴーが先月(6月)のG7関係閣僚会合で各国の大臣らに振る舞われました。マンゴーは栃木県産のマスの付け合わせのソースにしたほか、完熟マンゴーは酢につけて調理、若いマンゴーはピクルスにして提供しました。

 ホテルではG7会合の半年前からメニューづくりに取り組み栃木県産の食材を95%使いましたが、一番最初に採用することが決まったのが今回のマンゴーでした。

 ザ・リッツ・カールトン日光では、施設の利用者に感謝を伝えようとG7で提供したものと同じメニューを用意。丹精込めてマンゴーを育ててきた利用者たちは世界をうならせた料理に舌鼓を打ちました。

 G7で提供した料理について問い合わせが多いことから、ザ・リッツ・カールトン日光ではG7再現メニューとして今月(7月)15日から期間限定によりランチで提供することになりました。

 また、施設の利用者たちはG7の会合が開かれたスイートルームも見学し、夢のような時間を過ごしていました。

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