環境にやさしい農業に取り組む農家を認定 鹿沼市のイチゴ農家が「みどり認定」栃木県内第1号に

 環境にやさしい農業に取り組んでいる農家を認定する、「みどり認定」の栃木県内第1号に鹿沼市内のイチゴ農家が認定され7日、認定書が授与されました。

 みどり認定の県内第1号となったのは、鹿沼市上石川のいちご農家江俣伸一さんです。江俣さんは県農業士で、イチゴ農家の3代目、50年以上イチゴを生産し、現在は「とちあいか」を40アール栽培しています。

 今回の認定は、たい肥を使った土づくりと、生物農薬を併用することで化学肥料や化学農薬の使用を3分の2に減らすという環境負荷低減事業活動の取組計画が県から認められたものです。

 この日は、栃木県上都賀農業振興事務所の中里茂所長が江俣さんに認定書を手渡しました。

 みどり認定は、環境への負荷の低減に取り組んでいる農業者などを生産力の向上と持続性の両立を目指す、みどりの食糧システム法に基づいて県が認定するものです。

 農業者は土づくりや農薬・化学肥料の使用を減らすなどの環境にやさしい取り組みの計画を提出し、みどり認定を受けると、設備投資の際の税制優遇が受けられたり、さまざまな国庫補助金の採択で優遇されます。

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