警報や避難指示の目安 身の回りの “今の危険度” がわかる 大雨災害の「危険度分布=キキクル」とは

大雨による災害の危険度が今、どれくらい高まっているかを知るための情報が、気象庁が提供する「危険度分布=キキクル」です。

「土砂災害」「浸水害」「洪水」の3つの危険度を地図上で色分けして表示するものです。

「土砂キキクル」:
がけ崩れや土石流などの土砂災害の危険度を1キロメッシュごとに示します。

「浸水キキクル」:
短時間の激しい雨によって起こる浸水の危険度を1キロメッシュごとに示します。

「洪水キキクル」:
中小の河川の増水による洪水の危険度を川の流れに沿って1㎞ごとに示します。

「水害リスクライン」:
大きな河川の増水による危険度を川の流れに沿って左右両岸の200メートルごとに示します。

大雨による災害の危険度は5つのランクに色分けされます。

紫=「危険」:
重大な災害がいつ起きてもおかしくない状況になっていることを意味します。大雨警戒レベル4相当の情報で、市町が避難指示を出すかを検討する目安となっています。

黒=「災害切迫」: 命に危険を及ぼすような重大な災害が差し迫っているか、またはすでに発生している可能性が高い状況を意味します。大雨警戒レベル5相当の情報です。

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