長崎大学長に永安氏 10月から4年間 医学部長など歴任

永安武氏

 長崎大は7日、永安武理事(61)が次期学長候補に決まったと発表した。任期は10月から4年間。永安氏は佐世保市出身で同大医学部卒。同学部長などを歴任し、2019年10月から理事(研究・社会連携・戦略企画担当)を務めている。
 学内の教職員から推薦を受け、4月に「第2次学長候補適任者」になっていた永安氏は、学長選考・監察会議に同大の将来像や今後の改革の方向性を示していた。同会議が6日に開かれ、満場一致で適任と決定したという。専門は呼吸器外科。
 永安氏は「長崎大の教育力と研究力を融合し、学生の可能性を広げ、プラネタリーヘルスに貢献する大学を目指す。コロナパンデミック、ウクライナ侵攻など政治的・社会的に急激な変化や不確実な状況が常態化している時代の中で、変化に対応し、適応性の高い人材育成と研究開発を行うためには、地域とグローバルの2つの視点を持った柔軟なアプローチが不可欠だ」などとコメントを出した。


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