バイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの復帰が遅れることになりそうだ。ドイツ『スカイ』電子版が伝えている。
ノイアーは昨年12月、カタール・ワールドカップでドイツ代表が早期敗退した後に行っていたスキー旅行で下腿部の骨折という重傷を負い、長期離脱を強いられていた。
バイエルンは7月13日に2023-24シーズンに向けて全選手のメディカルチェックを行い、翌日にはパフォーマンス診断テストなどを実施、7月15日からはトーマス・トゥヘル監督の主導のもと、テガーンゼーという街で5日間のミニキャンプを行う予定となっている。
ノイアーは2023-24シーズン開幕戦からの復帰を目指してリハビリを続けており、このミニキャンプからチームに合流したいと考えていたが、どうやら完全復帰するまでにはもう少し時間がかかりそうだ。
休暇明けに新たな検査を受ける予定だが、その後もチームには合流せず、個別トレーニングを続けることになる可能性が高いという。
また、バイエルンは7月24日から8月3日にかけて、日本とシンガポールを巡るアジアツアーを実施する予定となっている。日本では7月26日にマンチェスター・シティと、7月29日に川崎フロンターレと対戦することになっているが、このアジアツアーにノイアーが同行するかどうかは疑わしい状況だという。
アジアツアーからのメンバーから外れた場合はクラブのトレーニングセンターに残り、セカンドチームのヤロスラフ・ドロブニーGKコーチかU-19チームのトム・シュタルケGKコーチとともにトレーニングに励むことになるそうだ。
トップチームの新GKコーチに就任したミヒャエル・レヒナー氏はアジアツアーに帯同しつつ、ドイツ人GKスヴェン・ウルライヒ、スイス代表GKヤン・ゾマー、ドイツ人GKヨハネス・シェンクの3人のパフォーマンスを見極めることになるため、アジアツアーに帯同できなかった場合、ノイアーとしてはさらに厳しい立場に置かれることになるだろう。