願いちょうちん、中心街照らす 山形で点灯式

子どもたちがイラストを描き、願いを書き入れた1000個余りのちょうちんが一斉に点灯され、中心街の夜を彩った=山形市

 子どもたちが願いなどを書き入れたちょうちんを山形市中心街に飾る「願いちょうちん やっしょまかしょプロジェクト」の点灯式が7日、同市の歌懸(うたかけ)稲荷神社で行われた。

 来月19日まで同神社と駅前大通り、山形駅東西自由通路などに千個超のちょうちんを飾る。午後6時、家族の健康や世界平和を願うメッセージと、特産物などの絵が入ったちょうちんがともされ、訪れた親子連れが「私が描いたのもあった」などと話していた。

 プロジェクトは中心街のにぎわい創出や、山形花笠まつり(8月5~7日)の盛り上げを図り、市民有志による実行委員会が主催。点灯式には山形市の友好都市・台南市(台湾)の関係者も出席し、伊藤誠実行委員長は「子どもがちょうちん作りを通じて地域の活性化に携わっていると自覚できるイベントにしたい」と話した。

© 株式会社山形新聞社