紅花満開、会いに来て 山形・高瀬地区、きょうからまつり

緑の山々に囲まれ、鮮やかに咲く紅花=山形市・高瀬紅花ふれあいセンター南側

 山形市の高瀬紅花ふれあいセンター南側に咲く紅花畑が満開となっている。8、9の両日は高瀬地区で山形紅花まつりが開かれ、のどかな田園地帯に広がるオレンジ色の花畑が来場者を出迎える。

 同センター南側の約20アールの畑には約2万本のもがみべにばなが咲く。訪れた人たちは、青空と緑の山々を背景に、鮮やかな紅花を撮影するなどして楽しんでいる。自営業五十嵐博文さん(65)と妻潤子さん(66)=宮城県=は「しとやかな色合い。ほっとする景色、空気がいい」と笑顔を見せた。

 まつりは同センターを本会場に、新型コロナウイルス禍前とほぼ同じ内容で開催する。地元高瀬小児童の研究発表、紅花娘の写真撮影会などがある。高沢会場には15アールに1万5千本の紅花が植えられており、15日ごろに見頃を迎えそうだという。

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