身近な生き物に興味津々 芳賀北小児童が地域住民と調査

網を使って生物を採取する児童たち

 【芳賀】芳志戸(ほうしと)環境向上推進会議は4日、芳賀北小児童による生き物調査を学校に隣接する田んぼや用水路で行った。参加した5年生約50人は網を使うなどして魚や貝を採取し、身近な自然環境への理解を深めた。

 会議は地元住民で組織する。生き物調査は子どもたちに環境保全への興味を持ってもらおうと、毎年行っている。

 児童は網を用水路に入れたり虫かごに取った魚を入れたりして生物を採取した。その後、採取した15種類以上の生物を理科室で観察した。小型のヘビ「ヒバカリ」やトウキョウダルマガエル、タガメ、ヒメタニシなどが種類ごとに紹介され、子どもたちは興味深そうに説明を聞いていた。

 鳴海侑真(なるみゆうま)君(10)は「タニシやドジョウ、ザリガニがたくさん取れた」。宮田笑美(みやたえみ)さん(10)は「楽しかった」と喜んでいた。

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