高校野球岡山大会が開幕 57チーム 4年ぶり声出し応援も

開会式で整列する全57チームの選手たち=倉敷マスカット

 第105回全国高校野球選手権記念岡山大会は8日、倉敷市のマスカットスタジアムで57チームが出場し開幕した。県内3球場を舞台に18日間(16、19、22、24日の休養日含む)、夏の甲子園出場権を懸け熱闘を繰り広げる。

 同スタジアムで午前10時から開会式があり、全チームによる入場行進の後、前回覇者の創志学園・上田晴主将(3年)が優勝旗を返還した。

 県高野連の藤原修会長が「観客の皆さまや大会関係者も含めた全ての人がリスペクトし合う、思い出に残る素晴らしい大会にしましょう」とあいさつ。林野の大寺陽羽主将(同)が「地域の誇りを胸に懸命にプレーし、少年少女たちに野球の魅力をつないでいく懸け橋となる。出会った仲間たちとともに、正々堂々と戦い抜くことをここに誓います」と選手宣誓した。

 和気閑谷―興譲館の開幕試合では、重量挙げの全国高校選抜(3月)女子76キロ級で準優勝した大嶋紗弥さん(玉野3年)が始球式を務めた。

 今大会は新型コロナウイルスの影響で自粛されていたスタンドの声出し応援が4年ぶりに解禁される。日程が順調に進めば、25日午前10時から同スタジアムで決勝が行われ、晴れの代表が決まる。

プラカードを持った生徒を先頭に、入場行進する選手たち=倉敷マスカット

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