静岡県静岡市清水区の国道1号バイパスの工事現場で8人が死傷した事故で、亡くなった2人の作業員は「橋脚付近」で橋げたを降ろす作業中に巻き込まれて落下したとみられることが新たに分かりました。
この事故は、7月6日未明、静岡市清水区尾羽の国道1号バイパスの工事現場で長さ約60メートル、重さ約140トンの鉄製の橋げたが落下し、作業員ら8人が死傷したものです。
捜査関係者によりますと亡くなった2人の作業員は、東側(=富士市側)の橋脚で橋げたの近くに立ち、「桁降下」という作業の調整をしていたとみられることが別の作業員などへの聞き取りで分かりました。
現場では、油圧ジャッキでサンドルといわれる積み木を撤去しながら橋げたを降ろしていて、バランスを崩すなどのトラブルに2人が巻き込まれ、9メートル落下したとみられます。
警察は業務上過失致死傷の疑いで安全管理がされていたかなど、調べを進めています。