宮城・栗原市の小学校に軽トラック侵入 速度落とし背後から児童をはねたか

宮城県栗原市の小学校に軽トラックが侵入し児童4人がはねられた事件で、車はゆっくりとした速度で直進し児童を背後からはねたことが新たに分かりました。

小野寺容疑者は6日午後3時ごろ、栗原市の若柳小学校の敷地内で児童4人を軽トラックではね殺害しようとした疑いがもたれていて、8日身柄が仙台地検に送られました。

その後の警察への取材で、軽トラックは通用口からゆっくりと侵入し児童を背後からはねたことがわかりました。

近くにいた教員は「車の音が聞こえず直前まで気が付かなかった」と話しているということです。

また関係者によると、小野寺容疑者は児童をはねた後校舎内に侵入し教頭と男性教諭2人に取り押さえられた際「逃げないから」と話し憔悴した様子だったということです。

小野寺容疑者は、事件前に警察署を訪れ「自分が危害を加えられる」といった内容の相談をしその後犯行に及びました。

小野寺容疑者は調べに対して「人にわざとぶつけようとした」という趣旨の供述をしていますが、供述内容にあいまいな部分もあり警察は責任能力についても調べることにしています。

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