18年ぶり主演・磯山さやか、リアルすぎる酔っ払い姿を披露?

映画を作ることに奔走するカップルの悲喜こもごもを描いたハートフルコメディ映画『愛のこむらがえり』で主演を務めるタレントの磯山さやかが7月1日、「シネ・リーブル梅田」(大阪市北区)の舞台挨拶に登場。同じく主演の吉橋航也、監督の高橋正弥とともに作品への思いを語った。

映画『愛のこむらがえり』の舞台挨拶に登壇した磯山さやか(7月1日・大阪市内)

冒頭、まずは「バラエティ番組に呼んでいただくことが多くて、さっきも『あさパラS』に出てきました。ハイヒールさんの会話のリズムが早くて置いていかれそうになったんですけど、みなさんが楽しんでらっしゃるので楽しいです。あとグルメもおいしい!」と、来阪した感想を語った磯山。

『まいっちんぐマチコ!ビギンズ』(2005年)以来、18年ぶりの主演ということから、オファーが届いた際を振りかえり、「最初マネージャーから聞いたときは、ドッキリだと思った。脚本が届いても『愛のこむらがえり』ってタイトルがまた絶妙で・・・。監督にお会いして、キャストのみなさんと本読みをしてじわじわと、本当なんじゃないか、と」と告白。

そんな磯山をキャスティングした高橋監督は、「太陽のように明るくて笑顔が素敵なヒロインがいいなと思って、数多くの女優さんのなかから磯山さんを選ばせていただいた」とコメント。磯山は、自身が演じる香織について「行動力が素晴らしい。人のために頑張ろうとする思いは共感できるんですが、あそこまで行動できるかというと難しいかな」と語った。

酔っ払いのシーンでは「あれ本当なの?ってよく聞かれます。友だちからは『普段っぽい』って言われて、あんなんなの?って驚いてます」と語る通り、作中で迫真の演技を見せる磯山。志村けんや三谷幸喜に愛されてきたコメディのセンスが、存分に発揮されているようだ。

映画『愛のこむらがえり』は「シネ・リーブル梅田」ほか、関西では「シネ・リーブル神戸」(神戸市中央区)、「アップリンク京都」(京都市中京区)で上映中。

取材・文・写真/上地智

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