全国高校野球茨城大会 熱戦開幕、89チーム一堂 4年ぶり行進

全国高校野球選手権記念茨城大会開会式が4年ぶりに開催され、一斉に行進する96校89チームの選手たち=ノーブルホーム水戸

■下館一が開幕試合制す

第105回全国高校野球選手権記念茨城大会は8日開幕した。甲子園への切符をかけ、96校89チームが出場。コロナ禍で見送られてきた開会式が4年ぶりに実施され、出場全チームが一堂に集まって入場行進した。

開会式は水戸市のノーブルホームスタジアム水戸で行われ、大洗高マーチングバンド部「ブルーホークス」の演奏に合わせ、水戸女子高の生徒がプラカードを掲げて先導。昨年優勝の明秀日立を先頭に、選手たちがはつらつと行進した。観客で埋まったスタンドからは大きな拍手が送られた。

大会では選手宣誓、声を出す応援、試合後の校歌斉唱も4年ぶりで解禁された。

選手宣誓の中で霞ケ浦の新保玖和主将(3年)は「コロナ禍の3年間、思うような練習ができなかったことなど、試合の勝敗以外に悔しい思いをした先輩方がたくさんいます。その先輩方の思いを背負って、この大会に臨みます」と力強く宣言した。

開幕試合の下館一-つくば工科・つくばサイエンスは、下館一が9-2で七回コールド勝ちした。

日程が順調に進めば、決勝は26日、同球場で開かれる予定。

■8日の結果
▽1回戦
下館一 9ー2 つくば工科・つくばサイエンス(7回コールド)

華麗な演奏で開会式を盛り上げた大洗マーチングバンド部=ノーブルホーム水戸
下館一―つくば工科・つくばサイエンス 6回裏下館一1死二塁、海老沢が中前に適時打を放つ=ノーブルホーム水戸

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