岩井ツインズに明暗 妹・千怜は予選通過、姉・明愛は1打及ばず

妹の岩井千怜は決勝に進んだ(撮影/高藪望)

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 2日目(7日)◇ペブルビーチGL (カリフォルニア州)◇6509yd(パー72)

メジャー初出場の双子の姉妹、岩井千怜と岩井明愛は明暗が分かれた。初日21位の妹・千怜は午前組でアウトからスタートし、15番のダブルボギーから16番、17番(パー3)、18番(パー5)もボギーと上がり4ホールで5つスコアを落とし、通算6オーバーでフィニッシュした。

ホールアウト時点では予選通過圏外だったが、午後組など後続グループが崩れたことで、カットライン上の58位で予選通過を決めた。

「前半は惜しくもバーディがとれないパットもあったけど、後半はチャンスにつくことが少なくなって、流れも悪くなり、気持ちも乱れた」

初日の“貯金”が生きた形で「昨日、今日と危なっかしいゴルフ。経験のせいにはしたくないけど、半信半疑というか決め打ちができずに迷いながら打った場面もあった。そこをもう少しできたらペブルビーチも攻略できたと思う。(全米女子オープンには)何回も何回も挑戦したい」

ホールアウト後は予選落ちを覚悟したコメントを残したが、残り2日間のリベンジの機会を手にした。

姉・岩井明愛は悔しい予選落ちに(撮影/高藪望)

姉・明愛は初日83位から巻き返しを狙って、千怜の2組後ろでプレー。10番までは1バーディ、ノーボギーで3オーバーにしていたが、11番、12番(パー3)で連続ボギー、13番でダブルボギーと失速。結果的に17番のボギーが響いて、通算7オーバーと1打及ばず予選落ちとなった。

明愛は「昨日よりも安定していたけど“自分の技術を練習しなきゃな”と思った2日間でした」と振り返り「こういうコースを回れて、海外の雰囲気とかも吸収できたと思うので、次が楽しみ」。気持ちは早くも次のチャレンジに向かっていた。

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