トラブルでFP2を失ったルクレール、グリッド降格の懸念を否定「土日への影響は一切ないはず」フェラーリ/F1第11戦

 2023年F1イギリスGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=5番手/フリー走行2=走行せず、カルロス・サインツはフリー走行1=7番手/フリー走行2=2番手だった。ルクレールは電気系トラブルのためにFP2で全く走れなかった。サインツのタイムは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がマークしたFP2トップタイムからわずか0.022秒差だった。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=5番手(1分29秒280:ソフトタイヤ/25周)/2=走行せず

 搭載燃料が少ない状態ではマシンの感触は良かったが、レースペースに関してはさらに改善を図る必要がある。明日までに少しでも前進したいね。ただ、明日は雨が降ると予想されているので、コンディションは大幅に変わるだろう。

 FP2で走れなかったから、日曜に向けたレースシミュレーションが十分できなかったことが残念だ。それでも、予選とレースに向けて、持てる力を最大限発揮できるよう努力していく。

(トラブルについて語り)小さな問題が発生した。そういうこともある。チームは何が問題だったのかを突き止め、基本的にマシンに搭載していたすべてのものを交換した。だから明日は問題ないはずだ。

 FP2で走れるはずの周回数を失ったけれど、それ以外は、週末全体への影響は全くないはずだ。FP2では通常、レースの準備をするので、それを失ったのはついてなかった。日曜はドライになりそうだから、未知の部分を抱えながらレースに臨むことになる。でも明日は雨が降って全く違うコンディションになるだろう。

(土曜にウエットコンディションで走るのを)楽しみにしている。この数戦、そういうコンディションで苦戦してきた。でもこのエリアに関してしっかり取り組んだから、改善したという自信があるんだ。

2023年F1第11戦イギリスGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=7番手(1分29秒357:ソフトタイヤ/25周)/2=2番手(1分28秒100:ソフトタイヤ/29周)

 チャレンジングな金曜日だった。FP1は、風と路面コンディションの関係で、とてもトリッキーだった。それでもプログラムを完了することができ、それがFP2で前進するための助けになった。

 タイヤマネジメントとレースペースに関して、引き続き取り組んでいく必要がある。明日に向けて集中すべきポイントはそこになるだろう。今日は1ラップのペースはそれほど悪くないことが分かった。

 全体的に今日一日にとても満足だが、もちろんまだやるべき仕事は残っている。

2023年F1第11戦イギリスGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

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