男性に暴行を加えけがを負わせたとして、傷害の罪に問われた元君津市議の船田兼司被告(44)の公判が7日、地裁木更津支部(宮永忠明裁判官)であった。弁護側は正当防衛が成立するとし無罪を主張して結審した。判決は10月13日。
弁護側は「被告は男性に暴行していない」と主張。「仮に男性がけがをしていても、それは正当防衛によるもの」と述べた。被告は最終意見陳述で「起訴内容で述べられている暴行を加えた事実はなく、自らの身を守るための行動しかしていない」と話した。
起訴状によると、2019年11月、木更津市内の飲食店で、40代男性の胸ぐらをつかんで倒し、胸部を倒れた椅子に強打させて肋骨(ろっこつ)骨折のけがを負わせるなどしたとされる。