梅雨前線停滞し新潟県内で大雨、村上市(三面)6時間降水量109.5ミリで7月最高を記録(7月8日) 7月11日にかけて警報級の大雨続く恐れ

 新潟県内は7月8日、梅雨前線が停滞し大気の状態が不安定となり、下越や佐渡を中心に激しい雨が降った。新潟地方気象台によると、午後1時50分までの6時間降水量が村上市(三面)で109.5ミリと7月の観測史上最大を記録した。県内は11日にかけて前線が本州付近に停滞するため、総雨量が多くなり、警報級の大雨が続く可能性がある。

 7月8日午前0時の降り始めから午後4時までの降水量(アメダスによる速報値)は、村上市(三面)で134.5ミリ、佐渡市(弾崎)で64.0ミリとなった。佐渡市和木では県道脇の斜面で土砂崩れがあった。

 気象台は7月8日、大雨に関する気象情報を発表した。県内は9日朝にかけて雷を伴った1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所がある。

 7月9日に予想される1時間降水量はいずれも多い所で中・下越で40ミリ、上越、佐渡で30ミリ。9日午後6時までに予想される24時間降水量はいずれも多い所で下越150ミリ、上・中越、佐渡で120ミリ。

 気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒を呼びかけている。

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