実は損してる!お金が貯まらない人がやりがちな「コスメの買い方」

そんなに浪費をしているわけではないのに、お金が貯まらない! と感じるときには、自分でも気づいていないうちに「買い物のクセ」が影響しているのかもしれません。

特に美容に関する出費は、知らず知らずに増えがちな面も……。

自分が、ふだんからどのくらいのお金をコスメに費やしているのか、この機会にチェックしてみると、思いもよらなかった出費が見えてきます。

時短美容家の並木まきがお金が貯まらない人の「コスメの買い方」NGすぎる特徴をお話します。

無駄が多くなる!NGすぎる「コスメの買い方」3選

1: プチプラコスメは値段を考えずに買う

昨今は、優秀なプチプラコスメの選択肢も多いので、新商品が出るたびに欲しくなってしまいますよね。

しかし、プチプラコスメだからお財布にやさしいとからといってよく考えずに買ってしまうと、いわゆる「チリツモ」でかなりの出費になっている場合が多いのです。

しかも、きちんと考えずに「安いから」というだけで衝動的に買ったものは、結果的に大事にしないことも少なくありません。

これではせっかくコスパのいい買い物をしているつもりでも、逆効果になってしまいます。

メイクやコスメのトレンドもシーズンごとに変わるうえに、プチプラは新商品の発売サイクルが早いシリーズも多いですよね。

心当たりがあった人は、ぜひ買い物のクセを見直しを。

手持ちのコスメをすべて並べて、自分が似たようなものを買うクセがないかを振り返るのもおすすめです。

2: コスメカウンターでは必ずタッチアップをする

コスメカウンターに立ち寄った際には、美容のプロであるBAにタッチアップをしてもらうのも、楽しみのひとつですよね。

自分では思いつかなかったメイクテクニックを知るチャンスにもなり、美容が好きな人にとっては、満足度の高いひとときであるのは間違いありません。

けれど、コスメカウンターでフルメイクをしてもらうのが好き! という人ほどやりがちなのが、予定外の購入。

カウンターでは、そのブランドの製品でフルメイクをほどこしてくれることも多く、自分の肌につけてみることで「これも欲しい」となりやすいのは否めません。

本当はリップスティックを1本買いに行っただけなのに、そのリップメイクに合わせたアイシャドウやアイライナーがかわいかったから、それも一緒に買ってしまった……といった経験は、コスメカウンター好きなら心当たりがあるのではないでしょうか。

タッチアップをするのが悪いわけではないのですが、物欲が刺激されやすいのは確かです。

お財布に余裕があるときにだけタッチアップをする! と決めておくと、予想外の出費は抑えやすくなるはずです。

3: 毎回パーソナルカラーを守ってコスメを買う

ここ数年で、コスメ選びのセオリーとしてすっかり定着した「パーソナルカラー」。自分に似合う色や自分がなりたいイメージに合わせてコスメを選びやすくなる点は大きなメリットです。

しかしイエベやブルベなどのパーソナルカラーにとらわれすぎてしまい、コスメを買うときにパーソナルカラーばかり気にしてコスメを買うクセがあると、これも気づかない浪費の原因になっている場合があるのです。

いつもパーソナルカラーに即して色を選んでいると、そのうちに手元には似たような色が増えがちです。

さまざまなブランドを横断して買う人ほど、ほんの微妙な違いがあるだけの同じような配色のアイシャドウパレットが家に溢れている! などという事態になります。

パーソナルカラーは便利だけれど、過信しすぎると好みも関係してメイクが単調になりやすい面も。

手持ちのアイシャドウを常にチェックしながら新しい色を買うようにすると、出費がおさえられるうえにメイクのバリエーションも広がります。

季節の変わり目や新作の発売時期には、新しいコスメを手に取るワクワク感がたまりませんよね!

けれど、どうもお金が貯まらない……と感じているときには、美容にまつわる出費を一度見直してみるタイミングです。

メリハリのある買い物ができれば、コスメショッピングの満足度をもっと上げる術にもつながりますよ。

(mimot.(ミモット)/ 並木 まき)

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