地元北海道Vへ26大会目の挑戦 小祝さくら「期待に応えたいです」

北海道開催ツアー出場26戦目、念願の条件は整った(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 3日目(8日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6611yd(パー72)◇晴れ(観衆1556人)

1打差2位から出た小祝さくらが5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算11アンダーの単独首位に浮上した。2022年「スタンレーレディスホンダ」で8勝目を挙げたが、地元北海道での優勝はなく「ひとつの目標」として掲げてきた。

道内コースは「ニトリレディス」の小樽CC、過去の「北海道meijiカップ」の札幌国際CC島松Cなど「目をつぶってもコースのロケーションが分かる」ほど知り尽くしている反面「打ってはダメなところも知りすぎてもいる」。今大会で初めて回る真駒内CCは逆に“怖さ知らず”でプレーできるのかもしれない。

地元ファンが見守るなか、単独首位に浮上(撮影/大澤進二)

北海道で最も優勝に近づいたのは2020年「ニトリレディス」。2位スタートの最終日、前半を終えて首位の笹生優花に1打差と迫ったものの、後半の3ボギーで2打届かぬ2位に終わった。「すごく記憶に残っている。“いつかは”という気持ちが強くなりました」という。北海道で最終日を首位で迎えるのは、アマチュアだった2016年「ニッポンハムレディス」以来、7年ぶり2度目。「すごい大人になったな、という感じ。7年前はミスを恐れずにやっていた」と懐かしそうだ。

4日連続の道産子トリオで最終組を回る(撮影/大澤進二)

最終組の顔ぶれは菊地絵理香、宮澤美咲で初日から4日連続の“道産子トリオ”だ。「北海道の方はすごい観戦しやすい組み合わせだなって。でも今日とか暑い中での帯同してくださって。期待に応えたいです」。ツアー初出場の2013年「meijiカップ」からアマチュアで9試合、プロで16試合。北海道開催のツアー26試合目、悲願成就の舞台は整った。
(札幌市南区/石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン