ワンオペ育児の原因になることも。子どもが「ママがいい」と言う時の対処法【元保育士が解説】

子育てをしていると、子どもが「ママがいい」と言って、パパに寄り付かない時もありますよね。

この発言は母親として嬉しい反面、パパは子育てに参加しなくなるので、ワンオペ育児の原因になることも。

そこで今回は、子どもが「ママがいい」と言う時の対処法を4つご紹介します。

パパと力を合わせて育児をしたいママはぜひ参考にしてみてくださいね。

ちょっとした工夫で解決できる!子どもが「ママがいい」と言う時の対処法4つ

1:あえて「ママのところにいる」というルールを作る

いくら「ママのそばに居たい」と言っても、それを強制されたら、子どもは徐々に嫌悪感を抱くようになるのではないでしょうか。

そこで、例えば「食後10分はママに抱っこしてもらう」「テレビを見る時はママの膝に座る」という簡単なルールを作りましょう。

このような条件を出すと、最初こそ子どもは喜ぶものの、次第に乗り気でなくなっていきます。

そのタイミングで、パパが「こっちにおいで」と声をかけると、子どもは一目散にやって来るはず。

ルールはあくまで子どもを一時的に飽きさせるためのものなので、無理に厳守させないことが大切です。

2:ママがパパのところへ行く

幼くても、子どもはママを独占したい気持ちを持っているはず。

そこで、わざと「ママは○○ちゃんじゃなくて、パパと遊びたいな」と言って焼きもちを焼かせたり、「どっちがパパのところへ早く行けるかな?」と声をかけて競争心をあおったりしましょう。

子どもは、いざという時「ママがいい」とは言っても、決してパパが嫌いなわけではありません。

この言葉でパパが悲しそうな顔をしたり、「さみしいな」と言ったりする反応を楽しんでいる可能性も。

それは普段の接し方を見ればわかります。

ただこう言って、パパに関心を持ってもらいたい気持ちもあるでしょう。

まずは「パパと一緒だと楽しい」という気持ちを持たせるため、親子で遊ぶ習慣を身につけましょう。

3:パパを大切にする

いつの間にか、パパに対して言葉がきつくなっていませんか。

子どもの前で「パパ、邪魔だからどいて!」と怒鳴ったり「休みの日なのに何も手伝ってくれないんだから」と文句を言ったり…。

実は、親が思っている以上に子どもは人の話をよく聞いています。

普段からマイナスな言葉ばかりかけていると、たちまち子どもが悪いイメージを抱いてパパを避けるようになることも。

そのため「パパ、疲れていない?」「いつもお仕事頑張っているね」とプラスな発言を心がけましょう。

また「ありがとう」「嬉しい」など、子どもに「パパとママは仲良し」だとわかりやすい言葉選びをしたいところです。

4:休日は子どもを構わない

子どもが可愛いが故に、何かにつけて構いたくなるのが親心。

しかし「パパのところへ行ってもらおう」と考えるなら、あえてママから子どもを遊びに誘わないのもひとつの手です。

この時「今日はパパが休みだよ」「一緒に遊んでもらおうね」と子どもを言葉で誘導することも忘れずに。

少し距離を置いて、二人が遊んでいる姿を見守りましょう。

「ママがいい」と言った子どもも、ママが近くにいることで安心してパパと向き合えます。

さらに、ママが笑顔で「パパと遊べてよかったね」と言えば、子どもも強く共感するはず。

休日は、あえてママが手を出さないことで「今日はパパと遊ぼう」というところまで持っていきたいですね。

子どもに「ママがいい」と言われて、嫌な気持ちになる母親はいないのではないでしょうか。

ですが、それが原因でワンオペ育児に陥ってしまったら、元も子もありませんね。

今回ご紹介した内容を参考に、パパと協力して子育てをしてくださいね。

(ハピママ*/ 菜花 明芽)

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