<レスリング>男女ともインドの猛威を押さえられるか…U15アジア選手権(ヨルダン)出場の男女20選手が出発

▲ヨルダンへ向かったU15日本代表チーム

 

 7月12日(水)~14日(日)にヨルダン・アンマンで行われる2023年U15アジア選手権に出場する男女20選手が7月8日、成田空港から出発した。男子グレコローマン(12日)には出場せず、女子(13日)と男子フリースタイル(14日)に出場する。
 
 U15アジア選手権は、2018年に「スクールボーイ」「スクールガール」の名称でスタート。同年は男子がイランであり、宗教上の理由で女子は実施できないため、日本で女子を行うという分離開催。

 男子フリースタイルは、西内悠人(高知・高知クラブ=現日体大)、尾西大河(佐賀・鳥栖クラブ=現早大)、高橋海大(JOCエリートアカデミー=現日体大)、荻野海志(埼玉・埼玉栄中=現山梨学院大)という現在の全日本トップ選手が優勝。国別対抗得点はイランの205点に迫る180点で2位。

 女子も、清岡もえ(高知・高知クラブ=現育英大)、藤波朱理(三重・いなべクラブ=現日体大)、茂呂綾乃(愛知・至学館クラブ=現山梨学院大)ら6選手が優勝し、国別対抗得点で優勝。いずれも、シニアの日本代表を争うまでに成長している。

 2019年は、男子フリースタイルは1階級のみの優勝で、国別対抗得点は3位。女子は6階級で優勝して国別対抗得点でもトップを守ったものの、インドが4階級を制し、猛追を受けていた。

 コロナ禍で中断されたあと、昨年は男子フリ―スタイルで1階級優勝、国別対抗得点で5位。女子は3階級優勝で、国別対抗得点は2位。ともにインドが国別対抗得点を制した。男女とも、インドが今年も猛威を振るうかどうかが注目される。

 日本選手団は下記の通り。(写真はチーム提供)

《男子フリースタイル・年度別成績》 《女子・年度別成績》

▲女子チーム

▲男子フリースタイル・チーム


2023年U15アジア選手権スケジュール

7月12日(水)男子グレコローマン全階級/1回戦~決勝
  13日(木)女子全階級/1回戦~決勝
  14日(金)男子フリースタイル全階級/1回戦~決勝


2023年U15アジア選手権・日本選手団役員

 【男子フリースタイル監督】伊東克佳(東京・GLORIA)、【同コーチ】前田翔吾(日本オリンピック委員会/クリナップ)
 【女子監督】舩越光子(栃木・下野サンダーキッズ)

 【トレーナー】森田大樹(あみ鍼灸整骨院)

 【帯同審判】増田莊史(香川・多度津高教)、浦田享(富山・藤園南幼稚園)、保坂和哉(山梨・農林高教)


2023年U15アジア選手権・日本代表選手

 【女子】
▼33kg級 中西 杏(三重・桑名クラブ)
▼36kg級 鸙野咲幸(京都・京都八幡ジュニア)
▼39kg級 東 海良(埼玉・フェニックス)
▼42kg級 小島怜紗(大阪・吹田市民教室)
▼46kg級 勝目結羽(神奈川・NEXUS TEAM YOKOSUKA)
▼50kg級 小塚菜々(三重・INABEアカデミー)
▼54kg級 小川璃苑(岐阜・中津川ジュニア)
▼58kg級 森脇花乃(京都・舞鶴クラブ)
▼62kg級 熊澤夏生(北海道・帯広レスリングクラブ)
▼66kg級 本多結里菜(東京・フィギュアフォークラブ)

 【男子フリースタイル】
▼38kg級 江間大登(東京・LOTUS)
▼41kg級 西村翔偉(静岡・焼津ジュニア)
▼44kg級 前田悠樹(東京・GLORIA)
▼48kg級 大井喜一(千葉・日体大柏高)
▼52kg級 鸙野大河(京都・京都八幡ジュニア)
▼57kg級 花原大翔(佐賀・鳥栖工高)
▼62kg級 丸田龍平(埼玉・埼玉栄高)
▼68kg級 藤瀬夏唯(佐賀・鳥栖クラブ)
▼75kg級 小林賢弥(大阪・大体大浪商高)
▼85kg級 淺野称志(長野・上田西高)

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