早池峰山頂の一部で立ち入り規制 21日から、避難小屋の改修で

早池峰山の山頂避難小屋(県提供)=2021年10月

 岩手県は21日、花巻、遠野、宮古の3市にまたがる早池峰山(1917メートル)の山頂避難小屋の改修工事を始める。建物の老朽化を受けたもので、9月8日まで山頂の一部で立ち入りを規制する。

 県によると、工事期間中は小屋を利用できず周辺の立ち入りを禁止するが、山頂を通って別なコースに入ることは可能。28、29両日と8月31日はヘリコプターによる資材搬送を予定しており、岳―小田越間の通り抜けはできない。

 小屋は1986年に完成。補修を繰り返していたが、黒カビや腐食の進行で老朽化が目立っていた。改修では屋根の取り換えや外壁強化のほか、現在は外からしか入れない携帯トイレの使用ブースを小屋内部とつなげ、冬の利用を可能とする。

 規制に関する問い合わせは同課(019.629.5372)へ。

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