嘉手納拠点の第18航空団司令官にエバンス氏が着任 最重要は「受け入れ国との関係」

 米軍嘉手納基地を拠点とする第18航空団司令官にニコラス・エバンス大佐が6日付で着任した。同日、嘉手納基地内の格納庫で行われた司令官交代式でエバンス氏は「海外の基地で最も重要なことは受け入れ国との関係だ」と指摘した=写真。

 在日米軍司令官のリッキー・ラップ中将は、この数週間以内にも、中国軍機が米軍機の近くを横切る危険な行為があったとし「私たちが毎日のように直面する現実だ」と説明した。エバンス氏について「調和のとれた経験と、リーダーシップは偉大な資産になる」として活躍を期待した。

 エバンス氏の前職は米太平洋空軍司令官付幹部補佐官。式典には池田竹州副知事、桑江朝千夫沖縄市長らが出席した。當山宏嘉手納町長は欠席した。

(知念征尚)

© 株式会社琉球新報社