新大関の霧島が休場 右肋骨痛める、大関不在

霧島

 大相撲の西大関霧島(27)=本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋=が名古屋場所初日の9日、日本相撲協会に「右肋骨骨挫傷で約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。昭和以降では新大関の初日からの休場は2000年夏場所の武双山以来5人目で、初日の不戦敗は初めて。

 今場所は貴景勝とともに2大関が休場。初日からの大関不在は昭和以降初の事態となった。

 霧島は場所前から右肘の状態も思わしくなく、師匠の陸奥親方(元大関霧島)によると、7日夜から背中付近の痛みを訴えていた。本人は出場に意欲を示したが、師匠が9日午前に休場を勧めたという。負け越せば9月の秋場所は初のかど番となるが、陸奥親方は「本人も出たいと言っている。数日でどこまで良くなるか見ていきたい。炎症が治まれば考える」と述べ、途中出場の可能性を示唆した。

 霧島の休場は20年秋場所以来で4度目。初日の対戦相手、錦木は不戦勝。十両以上の休場者は4人目。

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