ナ・リーグ選抜がフューチャーズ・ゲーム快勝 MVPは3打点のヌニェス

日本時間7月9日、各球団のマイナーの有望株が一堂に会するフューチャーズ・ゲームが行われ、ナ・リーグ選抜がア・リーグ選抜に5対0で快勝した(試合は7イニング制)。ナ・リーグ選抜は8投手の継投で計12個の三振を奪う奪三振ショーを披露しア・リーグ選抜打線を完封。打線も5安打ながらMVPに選ばれたナシム・ヌニェス(マーリンズ)が満塁のチャンスに走者一掃のタイムリー二塁打を放つなど勝負強さが光った。

ア・リーグ選抜がオーウェン・ホワイト(レンジャーズ)、ナ・リーグ選抜がニック・エイベル(フィリーズ)の先発で始まった一戦は、両軍の監督が小刻みな継投を見せ、カイル・ハリソン(ジャイアンツ)を除く全投手が登板。ナ・リーグ選抜は2回表にジェファーソン・クエロ(ブリュワーズ)のタイムリーとジャスティン・クロフォード(フィリーズ)の犠牲フライで2点を先制すると、6回表に2安打と死球で満塁のチャンスを作り、ヌニェスの走者一掃タイムリー二塁打で試合を決めた。エイベルが勝ち投手に輝き、ア・リーグ選抜2番手のウィル・クライン(ロイヤルズ)が負け投手となっている。

なお、この試合ではストライクゾーンの機械判定(ABS=オートマチック・ボールズ・アンド・ストライクス)が導入され、主審のゾーン判定に疑義がある場合は選手が2回までチャレンジをすることができる(成功した場合でもチャレンジ権は消費される)という制度のもと行われた。最終的には両チームとも2度ずつのチャレンジ権を使い切り、計4度のチャレンジで成功1度という結果に。同様の形とは限らないが、来シーズンからメジャーリーグでも機械判定が導入される予定となっており、重要なショーケースとなった。

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