名門PSV、“110周年記念”の23-24新ユニ発表!異色の「オール赤デザイン」を解説

オランダ1部のPSVとキットサプライヤーのPumaは8日、2023-24シーズンに向けた新ホームユニフォームを発表した。

クラブは今年で創設110周年を迎えることから、今回のデザインはそれを祝した異色の“オールレッド”となっている。

PSV 2023-24 Puma Home

PSV 2023-24 Puma ホーム ユニフォーム

23-24新ホームユニフォームは濃淡レッドによるストライプデザインを採用。PSVといえばレッドとホワイトのストライプが定番だけに、今回はオールレッドという異色のデザインが登場となった。

ただし、このデザインには明確な意図・理由があり、それは後述する。

PSVは1913年8月31日に創設。23-24シーズン中に110周年を迎えることから新ユニフォームではそれを祝い、Pumaのキャットロゴをゴールドで彩る。

キットカラーの原点は初代会長がクラブ創設当時に選んだという“赤白ストライプ”だが、時代によっては赤単色も使われてきた。今回のキットカラーは、その赤単色時代にクラブが成し遂げた“栄光”に関係する。

PSVが“赤白ストライプ”を使わないのは、Nikeがサプライヤーだった2013-14シーズンの100周年記念モデル以来となる。今回は節目の110周年記念ということで、10年ぶりにオールレッドが復活となった。

13-14シーズンの100周年記念でオールレッドを採用した理由は、クラブがリーグ、KNVBカップ、そしてUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)の3冠を達成した87-88シーズンでの真っ赤なユニフォームの存在だ。

上記画像ではよく見えないが、実はこの87-88モデルにはシャドーストライプを施している。

今回の23-24モデルは洗練されたデザインの中に、13-14シーズンの“100周年モデル”と87-88モデルの“シャドーストライプ”という2つの要素を取り込んだ「ハイブリッド・リメイク」とも言えるユニフォームだ。

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伝統を踏襲しつつも革新的なデザインで110周年を祝う23-24ホームキットは、PSVの公式オンラインストア及び欧州Pumaオンラインストアにて販売中。

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