首相、G7サミットで感謝状 「広島の存在印象付けた」

G7広島サミット開催に協力した地元団体の代表者に感謝状を贈呈する岸田首相=9日午前、広島県庁

 岸田文雄首相は9日、広島県庁を訪れ、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に協力した地元住民団体に感謝状を贈った。贈呈式では、各国首脳の原爆資料館訪問などを通じ「平和国家日本の意欲と覚悟を全世界に発信し、広島の存在感を印象付ける機会になった」と総括。その上で「大きな成果を上げたサミットは、さまざまな関係者の協力で可能になった」と謝意を伝えた。

 続いてサミットに参加した学生ボランティアと懇談した。通訳を務めた広島大大学院2年神田実鈴さん(23)は「運営の一部に加われたことに誇りを感じる。大好きな広島と日本の魅力を多くの人に伝えていきたい」と意欲を語った。

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